Communication & Growth Design

営業支援クリエイティブ

ROLE

コミュニケーションデザイナー

Communication Designer

MY CONTRIBUTION

営業資料 (パンフレット、チラシ)・イベントブース・動画・LP等のデザイン制作

Sales collateral (brochures, flyers), event booth visuals, and landing pages

TEAM

CEO、営業2名、ドメインエキスパート1名

PdM, dentists, dental hygienists

DURATION

2023/06

Description

「面白そう」を第一印象に、商談機会を増やす資料

営業資料 (パンフレット、チラシ等)・イベントブース・LPを設計。
ぱっと見で「わかりやすそう」「面白そう」と感じさせるクリエイティブで、イベントではブース前での自然流入が増加。
営業メンバーからは「声をかけなくても“面白そう”と来てくれる」と評価され、会話接点数と商談機会の両方が増加した。
出展者向けパンフレット置き場では、レポサクだけが異常な頻度で補充が必要となった。

Background

農業・DX系のイベント来場者は男性比率が高く、クール・サイバーで、文字量の多いクリエイティブが多数。2022年までレポサクもそれに倣っていたが、“難しそう / つまらなそう”という第一印象が障壁となり、ブース来客数が低迷、会話の起点づくりに苦戦

Approach

ゲームのようなクリエイティブで、好奇心を刺激する

"Intriguing" をテーマに、あえてゲームのようなクリエイティブにすることで、“何これ?”と好奇心を感じさせた。ブースに足を止めたり、パンフレットを持ち帰る人が激増。「他の人が持ってて、気になってブースを探して来た」と来場する人も。

画像はMidjourneyで生成 (2023年時点)

パッと見の「カンタンそう」が、親近感と期待感を生む

やわらかく可愛らしいイラストを多く使うことで、“難しそう”という先入観を和らげ、親近感と期待感を生んだ。
結果、「ぱっと見カンタンそう/これなら自分も使えるかも」という印象を与えることに成功した。

「1分でわかるレポサク」という動画も作成した。

営業の“話しやすさ”を起点に、チームでデザインを組み立て

Close collaboration with engineers to translate design intent into implementable specs.

骨子設計

パンフ・LP ・展示ブース横断で、共通メッセージを定義(WHY / HOW / WHAT)。CEO、営業チームと何度もすり合わせを行う。

社内レビュー

営業に説明しやすい順序をヒアリングし、見出し・図解に反映。Figmaで数回の非同期レビューを実施。

ドメインエキスパートに言い回しの正確性を確認し、誤解を生まない語彙に統一。

現場学習→反映

イベント当日に自らも資料を配布・営業を行い、パンフレットや映像コンテンツの注目度や、手に取りやすさ、声のかけやすさなどを検証。イベントごとに改善を重ねた。

Result

定性反応

  • 来場者:「面白そうだから、とりあえずパンフもらった」「他の人が持っていて気になって探した

  • 営業:「会話のきっかけが作りやすい」「配布が進む、手に取りやすいと言われる」「動画、パンフなど統一されたクリエイティブのおかげで、初見の安心感が醸成されている

できたこと

  • サイバー調が多い環境で、逆張りのやわらかトーンにより手に取りやすさと着火の速を確保

できなかったこと

  • スタートアップの限られた体制・時間の中で計測設計まで到達できず。予想以上にパンフレットが頒布され、急いで発注しているうちに正確な枚数が把握できなくなってしまった

  • 以後、軽量でも良いので配布数・滞在時間・QR遷移などの計測体制を整える余地があると認識している